“赤裸々” | |||||
昨夜、今回のイタリア滞在最後のディナーです。 RISTORANTE TOKUYOSHI そう、あの徳吉シェフがミラノで始めたレストランです。彼の経歴は言うまでもない。エミリアロマーニャで独立すればお客様もいてやりやすかったかも知れないけど、働いた店が側だしその店の存在が大き過ぎます。 これだけの経歴があれば日本に凱旋することだって選択肢はあったはず。しかし彼はここミラノで勝負する事を決意しました。 同年代の、ずっとイタリアにいたシェフがイタリアでどう表現するのか??楽しみでした。 レストランとしての総合力はまだまだです。。キッチンもサーヴィスも機能していません。ミスもありますからシェフは注意します。しかし、特にイタリア人のスタッフは中々理解しません。。悔しいでしょうね。日本人とイタリア人では仕事に対するモチベーションが違い過ぎるのです。 お料理が始まる時にシェフが説明をしてくれます。そこでフィロソフィーや調理法を語ります。イタリア的な考え70%に対して日本人のアイデンティティーが30%と言った印象でした。 今、イタリアで自分の料理、コースをフルサイズで提供してしたいという気持ちが強くなってます。今夜はそのキッカケを作ります。 システムやテンポも含めて鹿児島のレストランをそのままミラノでやってみたい。。。昨日まで僕は、単身海外へ乗り込んで外人の中で揉まれよう。。と思ってました。。 しかし、徳吉シェフと高山さん君はこう言いました。 キッチンを日本人で固めないと表現できない。それが出来れば世界に通用するする。 確かに、パリの吉武シェフと佐藤シェフのレストランのキッチンは日本人です。なるほど💡💡 ここから先はヒミツ㊙️ イタリア人の様になりたい。と夢見る時期もありましたが、今はまったく思わない。日本人である事を誇りに思います。日本人でしか出来ない気配りや繊細さを押し出しつつアピールする。 そして世界と勝負する。
by cainoya
| 2015-06-17 16:04
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