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“赤裸々” 

昼も夜もゆっくりだった今日。

睡眠不足です。


LA TOSAのSauvignon飲んで、その次にOpere。

決して酔うためではない。


常にストレスを抱え、不安を抱き、その中でベストを尽くす。

自信のある皿を並べたコース。

同じ皿でも去年よりはよくなるように。

でも、コレでいいのか?このままでいいのか?と自分の中での葛藤は続く。

誰かのように、ではない。

僕らしく。 僕であるために。

コピーをする時期は終わった。

バンド野郎の時もそうだった。 僕は完コピを目指した。

譜面にあらわせない、微妙な所をやる。

ソロよりもバッキングの方がカッコイイと思った。

ソロの時にステージの真ん中に出て、終わったら戻る。

カッコイイとは思わなかった。

モニターに足を乗っけてそのまま弾く。

僕なりの美学があった。 カッコよさ、があった。

それは、今、料理、シェフとして、オーナーとして、店で表現している。



刺激を受けるのは雑誌ではなく、むこうの本だったり、WEBで知る世界最先端の料理、シェフ。

namaは、いつか行ってみたいが、正直そこまで興味はない。

目指す所が違いすぎるかもしれない。

でも凄いと思う。食べてみたい。

違う盛り付けに挑戦するがしっくりこないことが多い。

皿のド真ん中にジャストで盛り付けるのは好きじゃない。

ひねくれてるからか? 子供の頃からそうだったなあ。

さっき、明日明後日の休みに、何かのヒントになれば?と思い、お気に入りのサイトを開く。

nomaを見るのが目的だった。

でも、そこで僕の心をわしづかみしたものは別の店だった。

パリ郊外!? 来年いくしかないだろう!!

パスカルバルボ氏も求めている物とは違う気がする。

盛り付けが僕の求めている方向と同じ。その先をいく。

多分、普通に調理している。キレイだし、美味しそう。

刺激になった。


やっぱり、いつか、ワンコースで勝負したい。

その日、その季節、その皿、コースだけに集中して恐ろしいほどに完成度を上げたい。

そのためには来年から世界を見に行かないといけない。

例えば、レストランが、1日10万売らないといけないとする。

客単価5000円で一晩に20人相手にする考え。

これは、それなりの席数もスタッフの数も必要。 回転、はありえない。

次に、客単価10,000円で10人。 CAINOYAの事業計画書はこれ。

でも、実際に10人来ない日も多いし、断る日も多い。

予想した単価はおかげさまでもっと上になった。

じゃあ、いつか、40代半ばで、最後の数年間、

お客様4人に最高のおもてなしをして、10万売る。

一人単価25,000円の店をしてもいいのでは?

もちろんワイン込み。 全てのワインにベストのワインをグラスで出す。 ボトルはない。

そういう考えも面白いでしょ?

いつか・・・



ジェラートが軌道に乗って、儲かったら、本を自主出版するか?

なんて、おバカなことも考えてた。

違うだろ。 

年に2回、海外に食べに行く。行けるようにする。

同じように、世界中から呼んでやる!!

いきなりは無理。でも、夏と冬の休暇は取る。

どちらかで海外、日本のレストランに行く。行けるようにしたい。

そうすると、僕の理想を実現するためには、確実に数年後に場所を変えないといけない。

ココまで灰が降り、熱帯雨林気候になった鹿児島でやるべきか?

正直迷う。

でもここ鹿児島でやらないといけない。

すぐには変わらない。

少しづつ変わり続けるし、前のように、はならない。

変化であり、進化していかなければならない。

そして、自分の思い描いたレストランが完成したら、

全てをブチ壊す。 

そしてまた、ゼロからやり直す。



そんなことを思った今夜でした。

by cainoya | 2010-09-05 23:39 | THINK
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