“赤裸々” | |||||
おととい位のお話し。 あまりにも11月が忙しかったのか!?例年通りボチボチの12月。 平日はゆっくりです。一つ一つを掘り下げていく時期でしょうか。。。 あるテーブルのカップルがボトルでシャンパーニュをオーダーしてくれました。少しスイッチが入りました。とは言ってもいつもどおり。若干のメニュー変更程度。プリモでPiciのバスク豚ラグーを出しました。 そしたら、 「このパスタ、何年も前に天文館の店で食べたことがある。そのときは年配のおじさんがサーヴィスしてくれました。。。。。。」 「それって、ウチです。CAINOYA(かいの家)です。のり一ラーメンの奥じゃなかったですか?」 というやり取りが合ったことを聞かされました。料理しながら、いろんなことを思い出しました。あの頃、本当に誰もいなくて親父がサーヴィスしてくれてました。で、しょっちゅうケンカしてました。そういう時期もありました。辛い時期でした。一生懸命だけど、何も先が見えない。どんな料理作ってたっけ?思い出せないや。そして、元気だった親父のことやら当時の自分の気持ちがどんどん頭の中をグルグル回りだして、堪えたけど、涙が出そうだった。そして、そうやって一口食べた瞬間に人の記憶を呼びおこす料理を作れた、作れるようになった自分に、「頑張ってきてよかった」と思いました。これからも。 強烈な香りを放つプレツェモーロ。イタリアンパセリ(どうしてそういう訳になったんだろうか?) こぼれ種からの物が大きくなりだしました。木の芽みたく、手のひらでパンっと叩いて香りを立てて皿に盛ります。香り、大事な要素です。収穫したての野菜は、それだけで本来の香りを放ちます。 iPhoneから送信
by cainoya
| 2010-12-04 22:11
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