“赤裸々” | |||||
春から数人、料理人を雇うことにしました。 求人を見て、ではないです。。 僕のこのブログとFacebookを毎日見て僕の考えを理解して、一番大事な事はちゃんと食べに来ていて自らの意思で決めて働きたいと志願してきた男達。もちろん家族も理解してのこと。 今、進めているプロジェクトの話を聞きたい、という料理人もいる。皆、それなりの店でそれなりのポジションでやってる男。 チームから組織へ。 一人厨房から、苦しみの中から生まれたこの調理システム。 来月、料理人としてとても光栄なお仕事を頂いてます。 そしてそれが公で発言されることで、ガストロバック、スチコン、ショックフリーザー、真空パックを駆使したこのシステムが認められたと言うことになるのです。 本当に今年、世界へ向けての一歩を踏み出せる気がします。 もう人はいい。。 と何度も思いました。 何年も一人で料理して、挙げ句の果てには完全に一人で料理もサーヴィスもした時期がありましたね。 一人や二人でやれる仕事なんてたかが知れてます。 人がいなければ出来ない仕事があります。 もちろん誰でもいいわけじゃない。 キチンと挨拶は出来るのか? 目を見て話せるのか? 嘘はつかないか? 清潔感はあるか? 僕の事をリスペクトしているのか? cainoyaで働きたくてたまらないのか? 家族に愛されているのか? 家族を愛しているのか? そんな奴らが集って、組織を作っていけるんじゃないかと思います。 もちろん、独立志望だからずっといるわけじゃない。 でも独立が全てではない。 家族を守る為に、好きな仕事をやり続けて行けるために、そういう雇用をしていける組織にしていかなければいけないと思います。 30前後はもう修行する年齢ではありません。 仕事をして、売上を上げて自分の給料、食いぶちは自分で掴み取るしかありません。 独立したら、保障、何て物は何一つないんですよ。 どんなに頑張って仕込みして、ピカピカにしてもお客様おなければ給料ゼロ。いや、マイナス。。 一分一秒お金は無くなって行くんですよ。電気もガスも水道もタダの物なんて何一つないのです。 cainoyaなら全て僕が買ってます。どの会社、店も誰かが、オーナーが買っているのです。 今立っているその場所も家賃が発生しているのですよ。 でもそれを今、従業員に全て理解しろ、経営者の感覚で仕事しろ、と言っても無理です。 僕がそうだったし、でも、そういう気持ちでいるのか?そうでないのか?では大きく変わります。 でも、それを理解してやれる、乗り切れる奴が夢を叶える、店を持てるのだと、僕は思います。 皆がみんな、夢を叶えられるわけではありません、特にこのレストラン業は、、、、、 だから、これから雇う男達に僕はこう伝えています。 履歴書を提出するだけの面接はやらない。 自分は何年後を目標に、どのような店を持ちたいのかというビジョンを書いてこい。 cainoyaでは、具体的にどうやって売上を作るのか?計画書を提出しなさい。 レストランは人数×100万円売らなければ成り立たない。 これは近い将来の事業計画書を作る予行でもある。 人に、スタッフに合わせることはない。 僕の理想とする組織にしていく。 自分自身を磨いて行かなければ人はついて来ないから努力しないとね。 というわけで、求人は一旦打ち切ります。
by cainoya
| 2014-01-26 20:39
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