“赤裸々” | |||||
GWは有田陶器市ですね。 準備で忙しい中、夕べも蒲池さんと、全皿cainoyaモデル化、NOT THE SAME.に向けての電話会議でした。写真の"石"も僕のリクエストを踏まえた上で、蒲池さんが僕の料理に合うようにカスタマイズしてくれます。 プロトタイプなのでまだ4皿しかありませんが、一皿目にこういうお皿で出てくると一気にお客様をこちらの世界へ引き込めます。 今日のランチの常連さんのマダムや89歳の絵の先生からも「お皿が美しい」と褒めてもらいました。 結構な種類になりますから、夏から秋にかけて揃うように進めています。 有田陶器市にはカマチも出店していますが、プロ向けのシェフモデルの販売展示はありません。 今年から量産型は一部並ぶのかな?? 毎年沢山の料理人の方がカマチを訪れるそうです。そして沢山の料理人の方が「cainoyaの皿はどれですか?cainoyaの皿が欲しい」と言って下さるそうです。 「このお皿作ってください」と僕の料理の写真を見せる人も多いそうです。光栄ですね✨✨✨ 裏にcainoyaと入ってよければ 、、ウチから販売しますよ。 イタリアンというカテゴリー分けはもういらない。僕は僕の料理を追求していく。そのためにカマチのcainoyaモデルは必要不可欠なんです。 イタリアン、フレンチという冠はもう要らない。。。というのは自ら宣言するものではなく、周りが認めることではないかと思います。 イタリアン食べようか? どこに行こうか?? というお客様はもういない。 cainoyaに行こう。 cainoyaに行きたい‼︎ というお客様だけでいい。 実際そうなった。 もちろん鹿児島でこの単価でスタイルの店だから埋まらない日もまだまだ、ある。。。 今僕は、自分のビジネスのマーケットを日本だと思ってる。 そして2.3年かけてアジアをマーケットにと真剣に考えている。 その中で鹿児島はなんて不利な街なんだろう。。ずっとそう思ってた。でも今は違って、交通の発達やこの情報化社会において、この鹿児島だから出来る表現を確立しつつあると思う。 爺ちゃん婆ちゃんが戦後、山梨から鹿児島に疎開してきてこの地で甲斐乃家食堂として商売を始めてくれたから今がある。 婆ちゃんの代から親父が、僕の料理のために野菜を育ててくれてる。僕の料理を例えるなら"土"。 福岡や大阪、京都、神戸に比べたら何て大変な街なんだろう。。と思ってた。でも昨日、長島や阿久根、川内を車で周り、食事をしてみて分かった。 もしこれが、僕が同じく鹿児島でも鹿児島市内で産まれてなかったら、両親が鹿児島市内で商売してなかったら到底今のスタイルには行き着いてはいないこと。。 そして、僕はこの鹿児島でトンデモナイ店をやってることを痛感した。 これまでGWやら、夏休み、冬休み、春休みが来ると全くの暇で、どうしようか??と青ざめたくらいでした。 でもここ数年、店の評判を聞きつけ県外からのゲストで埋まりだすと逆に連休が掻き入れ時に変わりました。 そして去年あたりから確実に県外を含め、わざわざリピートして下さる方が増えました。これまで年に1.2回だった常連さんのご予約の回数が増えた。そして僕と同年代や30代のお客様のご予約がものすごく増えた。 ぶっちゃけウチは高い。 でも高いと言われないように努力してる。高いけど追加料金がない。それでいいと思ってる。 もっともっと、お客様の満足度を上げていく為に、蒲池さんと僕だけのお皿を作り上げていく。
by cainoya
| 2014-04-29 22:23
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