“赤裸々” | |||||
『障害児達にガストロノミーを届けたい』 写真とメールが届きました。 以下、原文のまま。 塩澤様 ご多忙な中、たくさんのお弁当をありがとうございました。今日はお弁当会、みんなで楽しく美味しく食べられました。 中にはドレスアップする人もいて、皆さんこのお弁当をとても楽しみになされていました。 どれもとても美味しく、花ズッキーニや鱧など初めて食べた、とても美味しいとびっくりしていました。ハンバーグも今まで食べたものとは全然違うと喜んでました。 みんなほとんど完食(インゲンを残した方が3人いただけで、インゲン以外は全員が完食でした)で大満足の食事会となりました。 また次も出来たら、と思っています。 塩澤シェフと次にお会いするのを楽しみにしてます。 僕個人のウォールやブログを見てる人はご存知のように、魂の腐った大人達に疲れててました。。料理すること自体が嫌に、店をすることも苦しくなるくらいに。。 毎日イライラしてました。。 営業と仕込みを終えた頃に、今日届いたお弁当会の感想と写真を受け取りました。。 熱いものがこみ上げてきました。 読み返すして写真を見る度に涙が出てきます。。イライラしてる自分が馬鹿馬鹿しく思えるくらいに。。。 喜んでもらえるかな?? ハンバーグだってちゃんと作った。 パスタも。 花ズッキーニと鱧は挑戦でした。 全てを子供向けにするのではなく、普段のお店で出してるようなお料理も組み込んで欲しいとのことでしたから。 最愛の娘、美咲は超未熟児で3ヶ月も早く780gで産まれてきて、もしかしたら、、この子達と同じように施設で生活するかもしれない危険性もありました。無事に産まれてきて途中寂しい思いばかりさせてきましたが、今こうやってパパでありシェフである僕の最高のアシスタントとして厨房に立つ娘。。。 ガストロノミーって、、、何度も自問してきました。 最新最先端の料理ではない。 高級、美食でもない。 個の表現だと解釈してきました。 でも、僕のガストロノミーはそうじゃないと確信しました。 最新の技術はより美味しくするためのもの。最新の設備はより安全に調理するためのもの。 リストランテである以上、価格以上の満足度を目指すのは当たり前。 僕の考えるガストロノミーは、 人を幸せにする料理✨✨✨ 空腹を満たす飯もあれば人の機嫌を伺う味は二の次の食事もある。餌のような飯もある。。。生きるための食事もある。 そうじゃない、食べた人を幸せな気分になってもらう料理、それが僕、塩澤隆由、cainoyaが目指すガストロノミーです。 このメールと写真を見て胸が熱くならない料理人はコックでもない、料理することをやめてしまえ‼︎ 君は誰の為に料理してるんだ?? 目の前のお客様であり、送り届けるお客様の為じゃないのか?? 仕事、食う為の料理なら工場にでも行けばいい。 そんな心のない料理をする人間はcainoyaにはいらない。 僕は僕の料理を必要とする、食べたい人達の為に料理し続けるよ。 そう気付かせてくれたSPECIAL KIDS達。 THANKS!!
by cainoya
| 2014-06-22 01:12
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