“赤裸々” | |||||
僕とお皿 僕のお皿 僕とカマチのお皿 10数年前イタリアにとっぷりハマってた頃はジノリにハマり、現店舗オープンからしばらくはヴィレロイ&ボッホやシェーンバルト。そしてスペインのCIM。 CIMを追加しようとしたらメーカーがなくなりどうしよう??と思ってた時に手にした専門料理で見たのがカマチ陶舗ランベリーさんのお皿でした。なんだこれは??同じ九州、佐賀県。早速コンタクトを取り車を走らせました。 有田焼きなんて、骨董品の絵が描かれたお皿のイメージしかなかったけど、、目に飛び込んできたのは見たこともない鮮やかなお皿たち。しかもオーダーメイドで何枚からでも作ってくれるというのとに驚きました。 しかも僕、自分の料理を凍らせて持って行きましたからね。 これには蒲地さんも驚いてました。後にも先にも僕だけだと。。その時僕はやり取りの中で、ソースのない料理が映える真フラットな皿。とリクエストしました。今では当たり前の真フラットの皿、売ってませんでしたからね。作るしかなかったのです。 料理はソースをかけて完成するもの。。なのにソースなし⁉️とやり取りしたのを覚えてます。 しかし当時は店の名前は全国区になりつつあったけど、、やりたいことを貫くが故に世間に合わせないスタイル。。経営的にとても大変な時期でした。ぶっちゃけ全くお金がない。 全部欲しい‼️くらいでしたが本当に予算がなく、考えて考えてSui-Bokuを8枚、25.5cmという僕の料理に合わせた特殊なサイズでオーダーしたのがカマチさんとのお付き合いの始まりです。 布袋さんのギターの様なシグネイチャー的なお皿が欲しい。。なら今作ってるお皿をそうしようじゃないか✨それがcainoya × Kamachi cainoyaモデル初号機 "Sui-Boku"です。一番思い入れのある大切な皿です。 そこからお皿の話を超えた関係。色んなアドバイスもくださいますし、苦言も言ってくれます。でも的を得ていて改めなきゃ。。と思うので耳を傾けます。全ては僕に成功して欲しいから。。と仰います。そんな兄貴の様な人です。 そこから何種類作ったでしょう?? 時に僕の要望は困難を極めるそうです。。 無茶な要望??に応えてくれます。 それが"鉄錆"でしたね。 昨日、何か新しいお皿ありませんか?? とお任せオーダーしたお皿が届きました。 艶があり重厚過ぎない、僕がいつも求めるいいムラがある皿。この皿もまたかなり、、難しい技術らしいですよ。型からパカパカ起こす工業製品ではないんだから、手作業故のムラや温かさが欲しいのです。逆に一点物とか、揃わない作家物には興味ありません。 そして、11月28日に城山に店を構えて10周年を迎えます。 11月からDegustazioneだけ価格変更します。 挑戦します。 そこに合わせてパスタ皿とメインのお肉のお皿を、パターンオーダーではなく、フルオーダーで何処にもない、cainoyaらしいお皿をカマチさんにオーダーします。そのやり取りをスタートさせました。 先ずは僕の要望を伝えるのですが、、伝え過ぎると全部同じ様な物になるし新しい発見がない。それを踏まえて蒲地さんにお任せしてディスカッションしながら半年かけて完成させたいと思います。 僕の料理をより印象的に、より華やかに、よりcainoyaらしくしてくれるカマチの皿。 世界的にお皿という概念がなくなりつつあるガストロノミーですが、僕はしっかりとお皿に盛りつけたいと思います。 10th anniversary model、楽しみです。 蒲地さん、宜しくお願いします。
by cainoya
| 2015-04-18 09:04
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